嬬恋への旅は真田街道に寄って
真田氏上州攻略の拠点「上州・嬬恋村」。
この地から羽根尾城・岩櫃城・嵩山城などを攻略し、信州上田から上州吾妻・沼田方面へ領地を拡大していきました。
花いちより車で20分で回れる、真田一族ゆかりの地をご紹介します。
花いちから車で20分、国道144号線沿いに佇む「今宮白山権現」。
真田一族が信仰していた白山権現を祀っており、いくつかあった関係神社のうち
今宮社はその代表的なものであったとされる。 当時は境内が広く、旅人がここに立ち寄って一服していたそう。
花いちから車で15分、嬬恋郷土資料館近くにひっそりと佇む「鎌原城址」。
駐車場横の生い茂る木々を抜けると、霊城の碑・鎌原氏先祖代々の墓・享保の地蔵などが姿を見せます。
鎌原氏は、戦国時代は真田氏の家臣であり、甲州の武田信玄に仕えた武将であり、
江戸時代には沼田城真田氏の家老でした。
墓の横の駐車場から奥へ歩くこと約5分。
六文銭に見立てた椅子が並ぶのは、鎌原城が元あった広々とした場所です。
鎌原城は、樹々に囲まれた崖の上に建てられました。
樹々の間から見張り役が目を光らせていたのかもしれませんね。
鎌原城址から国道144号線を進むこと約15分。
花いちから車で10分の場所に「大笹関所跡」が見えてきます。
大笹関所は、江戸と信州を結ぶ人馬取締りの目的から、沼田藩主真田伊賀守が幕府の許可を得て開設。
その後廃関まで206年間続いた、重要な関所の1つとされています。
「揚雲雀見聞てここに休ふて 右を仏の道と知るべし 正道」と刻まれた石碑。
大笹関所から裏山方向に進むと「抜け道の碑」と呼ばれている石碑があります。
通行手形を持ってない人たちに、「右に行くと抜け道」だよと教えている道しるべだそう。
その先は鳥居峠に通じる道に出て、信州、そして善光寺へと続きます。
真田一族の守護神の山として崇拝されていた四阿山(あずまやさん)。
花いちから車で15分に位置する「バラギ湖」から、屋根の棟に似た特徴的な姿を見ることができます。
のどかに流れる時間を楽しみながら、ゆっくり散策していたしてください。